神楽大蛇、和紙の再生

Concept 舞い終えた八岐大蛇が、暮らしに舞い降りる

島根県西部の郷土芸能、石見神楽で激しく舞われた演目「大蛇(オロチ)」。その命ともいえる胴体は地元の竹と石州和紙でできており、約30年で役目を終えます。私は、焼却される運命にあったこれらの使用済み大蛇和紙に、美しい鱗模様と歴史の風合いを見出しました。神楽を「観る」体験から、使い込まれた和紙の温もりを「感じる」体験へ。アップサイクルという新たな命(脱皮と変身)を吹き込み、現代の日常に寄り添う品々として再生します。これが、伝統を次のかたちへつなげる私の挑戦です。

Service

唯一無二、大蛇の風合い

舞い終えた大蛇の和紙は、一つとして同じ模様がありません。それぞれが唯一無二の色合いを持ち、経年によるダメージも和紙の風合いに込めています。私はこれを丁寧に解体・加工し、ブックカバーやポチ袋、スマホケースなど、さまざまなアップサイクル小物に生まれ変わらせます。あなたも、激しい舞いの記憶が宿る美しい和紙の作品を日常に取り入れてみませんか。神楽の熱気と伝統の息吹、使い込まれた和紙の風合いを身近に感じてください。

あなたの思い出を、和紙に込めて

神楽の思い出を、和紙に映しました。
大切な本を包むブックカバーや、お手持ちのアイテムに合わせたオリジナル小物をオーダーメイドでお作りいたします。色や柄のご希望がございましたら、できる限り対応いたします。
神楽の感動を形にした、世界に一つだけの記念品を。
ご注文やご相談はお気軽にどうぞ。心に残るひと品をお渡しできればと思います。

創作の輪へ、本物の素材を

自らの創作活動に「大蛇」の古紙を使ってみたいという方へ。実際に神楽で使われた貴重な素材そのものをお分けします。巾約30cmまたは45cm、長さ124cmの長方形で、擦れ傷などの使用感がそのままの状態です。この本物の風合いを、新しい作品へと昇華させるのはあなたです。アートやクラフトの素材として、本物の神楽の息吹に触れ、さらにその伝統を広げる創作の輪に加わりませんか。

Photo

Voice

友人への島根のお土産に購入しました。大蛇の和紙のしおりは、写真以上に深みのある色合いで、一つ一つの模様が全然違い、どれも味わい深いです。実際に激しい舞いを踊ったんだなという歴史と迫力を感じられ、ただの品物ではなくて「物語」をもらったような気分です。説明書に演目のことやアップサイクルの思いが書いてあり、贈り先も大変喜んでくれました。また購入したいです。

大切な記念日の本を包むために、オーダーメイドでブックカバーを作っていただきました。赤い模様が強い部分を希望したら、本当に希望通りの風合いの部分を選んで仕上げてくれました! 使うほどに味が出るようで、愛着が湧きます。お値段は少し高めに感じますが、素材の希少性と職人の手仕事を考えると納得です。神楽のことをより身近に感じられる、とても素敵なアイテムです。

クラフト作品の素材として蛇胴古紙を購入しました。到着した和紙には確かに擦れや小さな傷はありましたが、それは長年激しく舞った証であり、むしろその歴史の重みに圧倒されました。色のグラデーションや金箔の輝きも美しく、どう作品に生かそうかとわくわくしています。伝統芸能を支えた本物の素材に直接触れられる機会は他になく、創作意欲が掻き立てられます。大事に使いたいと思います。

Access

アップサイクル三余亭

住所
〒697-0001 島根県浜田市外ノ浦町587
営業時間
9時00分~17時00分
定休日
不定休